ここはフェラチ○オミュージアム。
 今日はミュージアムの二階へとご案内しよう。

 フェラチ○オという言葉の語源は、ラテン語の"fellare"(吸うという動詞)から来ているということは、同志諸君も良く知っているであろう。
 blowjob、尺八、フェラーリなど、全世界で様々な俗称があるが、これらの行為の中で重要なパーツがいくつか存在する。
 そう。
 フェラチ○オという行為を構成する要素は、唇、舌、舌裏、喉、歯、内頬、唾液、そしてときには上あごとなるのだ。
 この中でも特に大きな快楽を与えてくれるのは、唇と舌、そして唾液だ。
 唾液でぬめついた舌がペニスの凹凸を丹念になぞる快感は、法悦にも似た快楽を諸氏に与えてくれるし、カリ首を扱く唇の圧迫感は、感動にも似た悦楽を私たちに与えてくれる。

 だがちょっと待って欲しい。

 たった一つの舌、たった一つの唇でこれほどの幸悦を与えてくれるのならば、それが複数になったときにはどうなるのか、考えてみたらどうだろう?

 答えは、「気持ち良くない」?
 ふーびっくりした。
 ここはサイレントバジョリティを考慮して、当然、「気持ちいい」だ。

 考えても見たまえ諸君。
 固くそそり立ち、感覚の鋭敏になったカリ首の右と左を、上と下を、表と裏を。
 目の覚めるような弾力を持つ舌が、表面を擽るように滑らかにすべるのだよ。
 それも全く別の意志を持って、だ。
 片舌が右を攻めれば、片舌は左を攻め、片舌が上を責めれば、片舌が下を責める。
 これが気持ち良くないはずが無いではないか!

 私はこれを口淫マニューバと名付けたい。
 なぜなら、フェラチ○オとはスペシャリストたちが命を賭けて技を競いあう、ドッグファイトと言っても過言では無いからだ。
 口中戦のスペシャルマニューバ。

 このマニューバは古来より続く伝統的性技を(長文のため省略されました。全てを読みたい場合は"ご主人様だーいすきは1月25日発売! 好評予約受付中"と書き込んでください)